成人式とタイムカプセル

成人しました（挨拶

　
大半の同級生は5年ぶり。全然変わってないヤツもいるし、まじまじと見ても全く分からないヤツもいる。皆と親しげに話してるけどコイツ誰？と思ってたら実は・・・というパターンが何度かあって内心驚いてばっかりの成人式だった。
なんかホストみたいになってるのもいたし。
変わるもんだなー。

そういう自分は全然変わってないんだと思う。背も伸びてないし。
だから変わってないヤツがいるとなんか安心したりもした。

　
成人式の後には、小学6年生のときに埋めたタイムカプセルをクラスの連中と一緒に掘るということで、これまた何年ぶりかの小学校に足を運んだ。そしたらそのときの担任の先生がいてビックリ。
なんか何から何まで懐かしいわ。

クラスの半分ぐらいしか集まらなかったけれど発掘するために学校裏に回り、このあたりだろうと皆で掘り始めると数分でカプセル出現。小学生のパワーじゃそんなに深くまで掘れないだろうけど、一発で掘り当てるのも結構凄いよな。
　
当のタイムカプセルは大きなタッパーのような容器だった。実はタイムカプセルを埋めた日にカゼをひいて自分だけ休んだからタイムカプセルのことは全く知らない。

そんな自分を含めた場の全員がワクワクしながらフタを外した。
ところが中は浸水してドロドロのグチャグチャ。しかもなんか臭い。

あーダメか・・・と諦めかけたそのとき、容器の底から何かが出てきた。

それはクラスの一人ひとりが未来の自分に宛てたメッセージ、それを透明なプラスチックで挟んだ薄い下敷きのようなものだった。こんなのを作った覚えは全くなかったので、ニヤニヤしながら自分のつたない文章を読む。

将来は芸能人かお笑い芸人になってると思う。
1999年にノストラダムスのじじいが予言してるけどぼくは信じてない。
今はやっているもの。かぜ、ポケモン、ハイパーヨーヨー、ミニ四駆。
とくに不自由してないので今のくらしにまんぞくしてる。
etc

ハハハ、おもしろいな。変な絵もたくさん書いてあるし。
こんなときもあったんだな。

　
そのあと2次会で中学校に集まり、3次会は店で飲み会。
相変わらず酒には弱いけど微妙に酔っ払った気がする。

なんか成人したって感じはあんまりないけど、昔の仲間が一人暮らししながら大学で頑張ってたり会社に勤めてたり、それぞれの道を歩んでいるヤツらを見て、自分も会社で頑張らなきゃいかんな、と夜の星空を見上げながら思った。